今週の一枚 (バックナンバー)
今週の一枚 (バックナンバー)
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2016年度
1.19 SF映画の一場面のような不気味ささえ漂う光景ですが、これは「つらら」です。このところの冷え込みでつららが見られるのは珍しくないとしても、ふしぎなことにこの倒木のまわりにだけ、こんなつららができていました。どういう自然の働きなのでしょうか。(2017.1.19 牛牧の洞にて)
1.14 大洞地区のどんど。雪が心配されましたが火の勢いの方が勝ったようで、例年どおりのお送りができたようです。この地区ではここ数年来「サロン」のメンバーが中心となり、その年の無事を祈って語らう場として定着してきました。(2017.1.14 大洞ちびっこ広場にて)
1.5 澄みきった冬の空にたこあげ。伊深学童で作ったばかりの連だこをさっそく小学校校庭であげました。風には恵まれましたが、向きや強さが刻々変化するのに合わせてあげ続けるには、やはり少しばかりの経験が必要のようです。(2017.1.5 伊深小校庭にて)
10.12 今日は正眼寺の開山忌。今年は逸外老師の37回忌、耕月老師の23回忌にもあたるのだそうです。参道の人数は昔と比べようもありませんが、それでも静かな空気のなか、先人の遺徳を偲んでお詣りされる方の姿が見られました。(2016.10.12 正眼寺境内で)
9.19 伊深お月見会では、あいにく月を見ることはできませんでしたが、会場外ではカゴジにススキを盛り、ろうそくの燈でライトアップした外飾りがしつらえられていました。
(2016.9.19 伊深小学校校庭で)
9.15 ある家の月見かざり――。伊深の月見かざりもいろいろなやり方があるようですが、この家の特徴はタダイモ(里芋)を親芋から葉っぱまでまるごと使っていることです。お供えしてあるのは里芋のほか、だんご汁とご飯で、だんご汁の中身はだんご(小麦粉を練ったもの)、里芋、シイタケ、インゲン豆、ゴボウ、玉ねぎ、ナス、油揚げ だそうです。(2016.9.15 伊深町別所で)
8.28 岩石の近くでこんなユリを見つけました。高さ1.3m、茎の直径2cmほどあり、花は40個もついていました。今ごろあちこちで咲いているテッポウユリの一種でホソバテッポウユリ、タカサゴユリともいわれる台湾原産のユリのようです。一本の茎からいくつもの花をつける種類のようですが、それにしてもこれほどの花をつけるとは驚きです。よほどこの場所が気に入ったのでしょう。しかしこの花は連作を嫌うそうで、数年もすると新しい土地を求めて風に飛ばされていくのだそうです。(2016.8.18 牛牧橋付近で)
8.12 ほくぶ保育園のうらの水路わきに自生していたミソハギ(エゾミソハギ?)。ミソハギは盆花としてよく使われ、萩に似てみそぎに使われることからこの名前になったとか。このあたりでは盆の供え物にこの花で水をまく風習がよく行われているようです。(2016.8.12 ほくぶ保育園うらの水路わきで)
7.25 田植えが済んで早や3月近く。早稲のコシヒカリ田では稲穂が出そろう出穂期(しゅっすいき)を迎えつつあります。かぼそいような白い稲の花も咲いています。ここまでくれば今年の稲作も第3コーナーを回ったも同じ。あとは台風が来ないよう祈りながら実りの秋を待つだけです。(2016.7.25 大洞で)
7.13 雨の日は雨なりに。子どもたちはなんでも遊びの材料にして楽しむワザを身につけています。(2016.7.13 別所の奥の山で)
2015年度
1.1 2016年の元旦はおだやかに明けました。今年も良い年になりますように。(2016.1.1 高木山頂上で)
12.5 伊深ではおそらく最後まで葉の残っていた伊深小のイチョウも、この日の寒さを迎え音をたてて落葉していました。ところで手前のニセアカシアの幹と枝はまるで恐竜が横たわっているように見えませんか。冬は木々たちがいつもとちがった表情を見せてくれる季節でもあります。(2015.12.5 伊深小グラウンドで)
11.23 晩秋の新谷池――。今年の紅葉は後半、暖かさが続いたためボケたまま落葉が始まったようです。晩秋らしい風景を期待して新谷池を訪れましたがさほどの風景には出会えませんでした。唯一、堰堤のうえで逆光に映えるススキだけが目に残りシャッターを押したものです。これももうすぐ風に飛ばされてしまい、冬の景色に変わっていくことになります。(2015.11.24 伊深町牛牧新谷池で)
11.11 深まりゆく秋――。今年の紅葉はまずまずでしょうか。大洞の谷間で鮮やかなイチョウを見つけました。まだ、比較的若い木ですが、青い空、暗くなった林をバックにひときわ存在感を放っています。(2015.11.11 伊深町大洞で)
10.30 がんばる日々草――。交流センター玄関の片隅でがんばっている日々草がいます。もう何か月咲き続けているのかわかりませんが、まだまだ咲き続けそうな勢いがあります。普通なら踏みつけられてもおかしくないのに生き残ってこられたのは、ここを訪れた人たちのちょっとした気づかいのおかげでもあります。(2015.10.30 伊深交流センター前で)
10.23 秋空がさえわたるなか、ほくぶ保育園児たちが健康の森へ遠足に出かけました。片道3km近くも歩いたあと、1日中元気に遊んだそうです。(2015.10.23 北野地原で)
10.13 「地球の中心で愛を‥‥」ではなく、伊深の山のてっぺんから「ヤッホー」を叫ぶ図です。ほくぶ保育園児たちが自然体験遊びで山登り。そこから、下にいるお友達に向かって「ヤッホー」を叫ぶと下からも声が返ってきました。てっぺんまで登った満足感が倍増した瞬間です。(2015.10.13 別所の山の頂上で)
10.7 例年以上に雨の多かった今年の秋もようやく安定し晴れの日が続くようになりました。秋風にゆれるコスモスはやはり10月にふさわしい花です。(2015.10.07 大洞の休耕田で)
9.26 運動会前日の小学校校庭。先生たちと自発的に加わった児童たちの手で運動会の準備が進められていました。雲は厚いけれど明日はきっとだいじょうぶ。(2015.9.26 伊深小学校校庭で)
8.13 どなたかの心がけがよく、無事に開催された今年の夏祭り。踊る人は確かに少なくなりましたが、ノリの良いリズムに思わず体が動きます。遅い時間まで人影が伸びていました。
(2015.8.13 夏祭り会場で)
7.26 本格的な夏空に浮かぶ雲のおもしろさにおもわず見とれてしまうときがあります。昇り龍のように見える雲と地上の風景を組み合わせてみたら、影絵のような不思議な世界が広がりました。(2015.7.26 伊深沖のひまわり畑で)
7.10 ほくぶ保育園で夕涼み会が開かれ、会の最後には園庭で何発もの花火が打ち上げられました。これはそのうちのひとつ。見ようによっては人型のように見えるかもしれません。(2015.7.10 ほくぶ保育園で)
6.14 正眼寺境内の放生池(ほうしょういけ)のほとりにアジサイが植えられています。鮮やかな青には梅雨時のうっとうしさをはねのけるすがすがしさがありますが、淡い紅色にもまた別格の味わいがあります。そのアジサイを鑑賞しようとしてか、お弁当をひろげている女性がいました。(2015.6.14 正眼寺境内で)
5.13 ツブラジイの花が満開の今、南岡にある諏訪神社境内の古木が今年も咲いています。すでに一部が枯れかけているこの老木を氏子の方が伐り倒そうとしたところ、この付近で育ち今は市外で暮らすある方が「思いでのある木を伐らないでほしい」と金員を添えて保護をお願いされたそうです。その話を聞いたあと、毎年「今年も咲いているな」とつい眺めてしまいます。(2015.5.13 伊深町南岡で)
5.5 このあたりの山々がもうすぐ一年で一番にぎやかな季節を迎えようとするなか、里では田植えが本格的に始まりました。大きな田んぼに風が吹くとまるで海の波のようで、「伊深沖」という言い方がしっくりくるようです。(2015.5.5 伊深町本郷付近で)
4.21 東海地方に大雨の予報が出た昨夜でしたが、さほどの雨にはならず被害もなかったようで幸いでした。おかげで本格的な幻の滝が撮れなかったのは残念でもありますが…。(2015.4.21 伊深町牛牧で)
4.12 4月の第2日曜は伊深の各神社で春の例大祭が行われました。ここ高倉神社でも神事のあと恒例の餅まきが行われました。餅の好き嫌いはさておいてもこのときばかりは必死になってしまうのはなぜでしょうか。(2015.4.12 伊深町高倉神社で)
4.7 伊深小学校の入学式前の朝。すでに桜の花びらがピンクのじゅうたんのように散り広がっていました。今年は例年になく雨の多い春で、野山ではさまざまな花や若葉が活動を始めています。もうすぐ新1年生もこの桜を踏みしめ、新しい生活をスタートさせることでしょう。(2015.4.7 伊深小学校校庭で)
- 2014年度
11.17 伊深で一番大きく古いイチョウが正眼寺の境内にあります。今年の秋は例年より少し暖かかったせいか、11月中旬を過ぎた今でもまだ青い葉が残っていますが、それがかえって色の変化を楽しませてくれます。(2014.11.17 伊深町正眼寺境内で)
10.3 近年は休耕田などに景観植物として利用されることの多くなったコスモス。ここも元は畑でしたが世帯が不在となり、代わりに近所の人の手で育てられたものです。花そのものは明るく、青空にたなびく姿は秋の風景として身近なものですが、この花が増えていく事情を思うと少し寂しい気持ちにもなってしまいます。(2014.10.3 伊深町大洞で)
9.29 この匂いで秋の訪れを感じるという人も多いのではないでしょうか。香りで季節の訪れを知らせてくれる花としていちばんなじみがあるのがこのキンモクセイかも知れません。年によって花つきの悪い年もありますが今年はどこの木にもきれいに花がつき、甘い香りを漂わせているようです。長いことトイレの消臭用として主役を占めていたため、年代によっては「トイレの花」として連想する向きもあるようですがそうでない人は若い証拠です。(2014.9.29 伊深小学校前で)
9.22 あすは彼岸の中日。毎年のことながらこの時期に合わせてヒガンバナが咲きそろっています。今年の天候がこの植物の生態に合ったのか、今年はいつも以上にこの赤花をたくさん見るような気がします。球根に毒がありモグラや野ネズミを防ぐため墓やあぜに植えたという説もあるようですが、こんなに広がっているところをみると繁殖力も相当なものなのでしょう。(2014.9.22 伊深町大洞で)
9.14 「吾亦紅(ワレモコウ)」というと、数年前、親不孝なオジサンたちに共感を呼んだ流行歌でその名が広がった感がありますが、もともとは地味な花で、見かけることも少ない花のひとつです。この花が自生していると教えていただいて撮ったもので、花は丸く赤茶色であった記憶がありますが、赤紫の細長い花でした。調べてみると7月の下旬以降上から下に咲き進み、赤茶の花は咲き終わった姿なのだそうです。来年はもう少し早い時期から見てみたいと思いました。(2014.9.14 伊深町某所で)
9.9 今年は「中秋の名月」が9月8日と例年よりかなり早く、その翌日の9月9日は満月でしかも月と地球が最接近するため、普段の満月より大きく見える「スーパームーン」と呼ばれる月だったそうです。夜そのことを思い出して撮ってみたものですが、雲に覆われて本当の大きさを確認することはできませんでした。もっとも、晴れていたとしても、大きさの違いを感じることは無理だったと思います。(2014.9.9 伊深町関也で)
7.23 桜並木に隠れてあまり目立ちませんが、伊深ではおそらく一番大きなネムノキではないかと思います。幹の直径は元で30cmほどあります。ネムノキは荒れ地にいち早く侵入する陽樹といわれますが、この樹はどこかから植え替えられたものかもしれません。牛牧の桜並木ねこぎぎ橋の上流付近で創造の森側から撮ったものです。(2014.7.23 伊深町牛牧で)
6.24 今年の夏至は6.21でしたが、こうして撮った写真をみると、冬なら加治田の山あたりに落ちる夕日がずいぶん北の山に落ちていくのがわかります。この時期は山も田も同じような緑一色で変わり映えしないようですが、その分、穏やかで静かな風景が楽しめるといえるかもしれません。(6.24 伊深町下本郷で)
6.20 このごろは田んぼなどで「シラサギ」を見かけることが珍しくありませんが、一度に3羽もいたので大急ぎでシャッターを押しました。帰って調べてみると「シラサギ」というのは全身が白いサギの総称で、大きさによって「ダイサギ」「チュウサギ」「コサギ」などの種類があるのだそうです。このサギは大きさから「チュウサギ」かと思いますが、あまり自信はありません。あとで聞くと、ほぼ同時刻に7~8羽の群れを見た、という人もいました。(6.20 伊深町下本郷で)
6.14 田植えが終わり、蛍が飛び交うころになると、山すそのあたりから、独特な甘い香りを漂わせるささゆり。最近では、めったにその姿を見ることができなくなりましたが、今日、久し振りにあるところでその香りと姿を見かけました。
花屋にある濃厚な「カサブランカ」などと比べれば、清楚な印象のささゆり。減少して来たのは、イノシシに球根を食べられてしまうことが原因という説もあるようです。蛍のように、いつか復活してくれないものかと願うものです。(6.14 伊深町某所で)6.3 田植えの終わった田んぼのすみで、つがいで餌をつついている水鳥を見かけました。名前はわかりません。もっと寄ろうと構えていたところ、気配に気づいて飛んで行ってしまいましたが、またすぐに戻って来ただろうと思います。この鳥のほかにも、ときどきそばに寄るのもこわいほど大きな鳥に出くわすこともありますが、このごろよく出没するいのししや猿、ニホンジカ、カモシカなどに比べたらかわいいものです。(6.3 伊深町上切で)
5.27 「うの花匂う垣根に‥」の歌は「夏は来ぬ」ですが、まだ夏までには間があるようです。この「うの花」はアジサイ科ウツギ属の「ウツギ」ですが、「匂う」というほど匂いがあるわけではないそうです。ならば何が「匂う」のか。これは古い表現で、「美しく咲き誇る」ことだそうです。だから日本語は難しい、と言うかついていけないですね
因みに~ウツギと名がつく植物は、この天王用水取水口の付近だけでも「ノリウツギ」「タニウツギ」などたくさんあります。しかし「ノリウツギ」はアジサイ科アジサイ属、「タニウツギ」ははスイカズラ科タニウツギ属で必ずしも近隣種というわけではありません。全部折ってみたわけではありませんが、ウツギ(空木)というからには茎が空洞になっているのだと思います。(5.27 牛牧橋より)5.16 5月に咲く花には白い花が多いのにお気づきでしょうか。イヌザクラ、エゴノキ、ヒトツバタゴ、そしてこの伊深小校庭に咲くニセアカシアもそうです。この樹がいつからあるのかわかりませんが外来種で日本に入ってきたのは約140年前とか。繁殖力が強く、ところによっては野生化が問題になっている樹でもあります。一方、右にはツブラジイの花も咲きだしました。こちらは少し黄色みがかかり、モコモコと咲く様子はカリフラワーのように見えます。(5.16 伊深小で)
5.9 ほくぶ保育園で「ふれあいひろば」が始まり、新年度第1回目は「ミニ運動会」で地域のおじいさん・おばあさんと園児たちが楽しく遊びました。最初に「お誕生月なかま」のフォークダンスが始まると、1月生まれの「なかま」から順に、子どもも大人もいっしょに大きな輪の真ん中へ出て行って踊りました。すると隣の伊深小学校から大きな声援と拍手が飛んできました。これも「FROM-0」によるつながり強化の成果といえるかもしれません。「ふれあいひろば」は6月以降8回の楽しい催し物が予定されています。気軽に参加してみてはいかがですか。(5.9 ほくぶ保育園で)
月が替わってあちこちの田から田植機の音が聞こえてくるようになりました。そんななか、帽子もかぶらずまっすぐ前を見て乗用田植機を操作している若者を見かけました。立ち寄ったら、知っている方(今は加茂野町在住)の息子さんで田植機は初めて、とのことでした。「初めてにしては上出来、上出来」と声をかけましたが、こうした若者がお手伝いでも田んぼへ入ってくれることは地元として有りがたいことです。(5.2 伊深町牛牧で)
4月からスタートした「ほくぶ保育園」。やがてひと月が経とうとしていますが、子どもたちはもうなじんだでしょうか。白藤満開の藤棚の下で楽しそうな店が開いていたのでおじゃましてみました。横には鯉のぼりもたなびいていました。暑くも寒くもなく、からっとして、今が一年で一番いい季節かもしれません。(4.24 伊深町ほくぶ保育園で)
端午の節句に向けて「鯉のぼり」や「武者幟」をあげる風習はこの地域でも広く行われてきたものですが、この地域は伝統的に両方ともあげる家が多く、どちらかというと派手な地域であったように思えます。しかし、昨今は住宅事情に加え、少子化や地味婚などの影響からか、以前よりは見かけることが少なくなりました。そんななか、一度に5本もののぼりが見られる場所があったので思わずシャッターを押したのがこの写真です。あいにく曇天で風もなかったため、「青空にたなびく鯉のぼり」といかなかったのは残念でした。(4.19 伊深町上切で)
伊深では4月の第2日曜日に各地区の神社の例祭が行われます。ここ星宮神社でも上切・大洞の氏子たちが集まり、子どもみこし3台も集結して神事と餅まきが行われました。少子化が叫ばれるこのごろですが、この日は地元だけでなく、親戚・縁者の子どもたちも法被姿で参加し祭りを盛り上げてくれました。この神社では最近屋根の修理が行われ、約340年前の棟札が出てきましたが、そのころの祭りのようすはどんなものだったでしょうか。(4.13 伊深町星宮神社で)
開花直前には少し足踏みしていた桜も一斉に咲きそろい、季節は一気に春となりました。そんななか、入学式が済み、新しく2年生になった伊深小児童たちの列に出会いました。「春みつけ」という校外学習だそうで、みんな思い思いの植物を見つけては報告し合っていました。このあと正眼寺の桜を見学にいくとか。
たくさんの春を見つけてきてね。(4.9 伊深町下本郷で)
- 2013年度
トリコロールといえばフランス国旗に使われている3色(青、白、赤)を指しますが、この写真は花の色に強引に空の青を加えて3色、更に春の花の代表的な「黄」が加わって4色の図になっています。そんな理屈っぽいことはともかく、色めいてきた春の景色のなかでもひときわ目を引く場所が道路沿いにありました。これも桜が咲くまでの「前座」の役割かもしれませんが、道行く人たちの目を十分に楽しませてくれます。(3.28 伊深町上切で)
鳥の名前は全く知らないので笑われそうですが、白い斑点を手掛かりにこの鳥(右下)調べてみると、このあたりで「紋付き」といわれる鳥のオスでしょうか。だとすると正式名は「ジョウビタキ」(尉鶲)という冬の代表的な渡り鳥で、はるかチベットや中国東北部などから渡ってくるそうです。こんな小さな体ではるばる飛んできてくれたと思うと愛おしくなり、つい「どこへ帰るの?」と訊いてみたくなります。(3.19 大洞で)
3月の雪はさほど珍しいことではありませんが、気分はもう春に向かって動き出しているのに突然風花が舞いだすと戸惑ってしまいます。今年は真冬の雪は少なかったのに3月に入ってからもう2回も舞いました。こんなのを「なごり雪」というのかもしれません。かつてこの題名でヒットした流行歌は春の別れの歌。やはり「すれ違い」がテーマでした。(3.10 大洞で)
(この時期は季節感あふれる画像が乏しいため、最近撮った画像で珍しいものを紹介します)
牛牧の入口の西に切り立った岩山は複雑な断面模様を見せていますが、角度を変えるとこんな規則的な形になっています。「板状節理(ばんじょうせつり)」の一種かと思いますが、驚くほど規則的な板状の岩が幾重にも重なり、独特の風景を見せています。これは天王用水取水口のすぐ西の山の鞍部で撮ったものですが、ここで遊んだことのある人たちは、このあたりを「のこぎり山」と呼んでいたようです。(2013.12.2 伊深町上本郷で)集落内のあちこちに点在する耕作放棄地はこの時期、カラカラに乾き、火事の火元となる危険性が高まってきます。大洞では毎年、こうした危険性を回避し環境を保全するための「野焼き」が有志の人たちによって行われています。このとき、配備されている消防ポンプを使って延焼を防ぐ措置もとられており、消火訓練・器具点検も兼ねた「一石三鳥」の行事となっています。(2.22 伊深町大洞で)
ご来光を拝みに高木山へ登りましたが、あいにくの曇りで全く拝むことができませんでした。昨年は「曇り」の予報でしたが撮影することができ、今年は「晴れ」の予報でも外れてしまいました。かつぐ人なら「今年は前途多難」と言うかもしれませんが、気にせず、ボチボチ行きましょう。とにかく新年が明けました。今年が皆さまにとって良い年でありますように。(高木山山頂付近で 2014.1.1AM7:00ころ撮影)
赤い実のなる木として古くから庭に植えられてきた「南天」は、よく知られているように「難を転ずる」に通じる縁起の良い庭木とされ、門松にも使われています。最近ではあまり見かけませんが赤飯の上に添えられていたのはそういえば南天の葉でした。江戸時代にはすでにその風習が始まっていたそうです。
一方で、南天の実は長持ちすることから、酒席などで最後まで残っている人を「ナンテン組」という言い方もあるそうで、そちらから「長寿」を願う意味があるのかもしれません。(12.26 伊深町上本郷で)12月にしては温かい日が続いていたのが少し寒くなったなと思ったら、やはり降りました。雪が降ると少しうれしい気分になれるのは、『山々が普段と違う表情を見せてくれるから』でしょうか。しかし、こうして晴れていたらあっという間に雪はとけ、もとの表情に戻ってしまいます。こんな雪の朝をささやかに楽しめるのも雪下ろしには縁がないこの地域に住む特権といえるかもしれません。
(12.14 伊深町大洞で)画にかいたような三角形の樹形を持つメタセコイアは、74年前にまず化石が発見され、その後、中国で現存することが分ったため、「生きた化石」と呼ばれています。名前からして外来のものと思われがちですが、化石は日本の各地でも発見されており、大昔(約1600万年ころ)には日本にも分布していたことが知られています。今では学校や公園などに植栽され珍しい樹ではありませんが、日本に種や苗が持ち込まれたのは1949年以降だそうで、その点では新参者と言えます。伊深にはここ正眼短大に3本あるだけです。それにしても、どうして一時的に絶えてしまったのか、不思議なことです。(12.11 伊深町正眼短大で)
真冬に向かって寒さが増していくなか、伊深沖の転作田に規則正しく寄せ集められた塊りがありました。豆の茎を刈り取り、しばらくこうして日干ししたあと、自然にはじけるようになるまで更に乾燥させるのだそうです。“しまだて”というそうですが、「島」のように立てるからそう呼ぶのでしょうか。この田んぼは女性3名で転作田を借り受け、大豆、黒豆、小豆を作られたそうですが、転作田の活用法として見直したい方法です。(12.1 伊深町で)
この時期の平地でひときわ目だつ存在の”イチョウ”。伊深には正眼寺の大イチョウのほかにも、ところどころに目を引くイチョウがあります。これは南野地原のKさん宅にあるもので遠目には1本に見えますが、2本並んでいます。30年以上も前に自宅の庭から植え替えられたものだそうです。
「ギンナンが成ると言われて、おじいさんが買って植えたけど、成らないねえ」と笑っておられましたが、ギンナンが成らなくても伐らずにおいてほしい2本です。(11.23 南野地原で)今年もやはりこの紅葉を撮ってしまいました。それほど見ごたえのあるドウダンツツジということになります。ところで、この「ドウダン」とは何かと調べてみると、枝分かれの様子が昔夜間の明かりとりに使った「結び灯台」と似ていて、「トウダイ」が「ドウダン」に転じたものとされています(wikipedia)。春に咲く白花もみごとなものでしょうが、この真っ赤なボリューム感には圧倒されます。(11.19 伊深町自治会館前で)
日に日に木々が色づき、田畑にも緑が少なくなっていくなか、思わず立ち止まってしまうほど緑一色の畑が伊深の沖にありました。この付近ではあまり見かけない規模のキャベツ畑でした。
聞けば、JAの関連団体が休耕田を借り受け、加工用のキャベツとして栽培しているのだそうです。まだ結球は始まったばかりのようで、あまり雪の降らないこの地域でも出荷までに一度や二度は雪に埋もれることになるのかもしれません。(11.12 伊深町下本郷で)紅葉一番乗り!
ちまたで「寒くなりましたね。」とあいさつが交わされるころになると、毎年決まって一番先に色づく木があります。岩山の松葉の間に紅一点でよく目立ちます。これは、ヤマウルシの木だと思われます。この木の樹液に触れるとかぶれるので、みんなから敬遠される存在です。もっともこの場所では触りたくても触れませんが…。そのうっぷんを晴らすかのように、見事な色で「どうだ!」と自己主張しているのかもしれません。(11.6 伊深町牛牧橋付近で)なあーんにもないけど、空気が澄んで、田んぼが片づいて、草焼きの香ばしいにおいがして、時間がいつもよりゆっくり流れて、おもしろい形の山を発見したりして、‥‥。そんな景色をしばらくぼおーっとながめていたくなったりしませんか。私はあります。
きゅうりやナスはもうけっこう。大根や里芋を煮込んだあったかい汁物が恋しくなるとともに季節は冬へと加速していく転換点を迎えたようです。(11.1 伊深町で)昔からこの地域では庭の一角に必ず1本や2本の柿の木があったものですが、嗜好の変化で庭の柿の木もどんどん減りつつあるようです。これは、『蜂屋柿』ではありませんが、比較的大型の渋柿で、枝がしなるほど見事に実っています。そもそも渋柿を干すことで甘い柿へと変身することを誰が見つけたのでしょうか。干し柿を作っているのは、日本、朝鮮半島、中国、台湾、ベトナムの国々だそうで、日本へ伝わったのは弥生時代のようです。平安時代には、祭礼用の菓子として使われたという記録も残っているそうです。干し柿を食べるときは、1200年以上前の人々も同じようにして食べていたということを思いつつ味わってみてはいかがでしょうか。(10.18 伊深町で)
日本人にとって最もなじみ深い植物のひとつ「ススキ」を、万葉集の中で「秋の七草」の一つに選んだのは山上憶良(やまおうえのおくら)だそうですが、最近では外来種のセイタカアワダチソウに押されてか見ることが少なくなったように思えます。十五夜のお供えにススキを供えるのは収穫物を悪霊から守り、翌年の豊作を祈願する意味が込められているのだそうです。この時期のススキの穂は「尾花」(獣の尾っぽ)の別名のとおり、はっとするほどの艶と上品な色合いで目を楽しませてくれます。(10.12 伊深町上切で)
コスモスと言えば秋を代表する花です。漢字では「秋桜」と書かれるのもうなずけます。
これは、黄花コスモスで、オレンジか黄色の二色があります。二色が混じって咲いていると、とても美しいものです。コスモスも黄花コスモスも原産地はメキシコです。コスモスは明治20年ごろ、黄花コスモスは少し遅れて大正時代に日本に入ってきました。コスモスの花言葉は「乙女の真心」「母の思い出」、黄花コスモスの花言葉は「野生美」だそうです。同じキク科の花でよく似ているのにずいぶん違うものです。(9.29)季節に忠実な花の代表のようなヒガンバナが今年も咲いています。その年の暑さ寒さに関わらず、彼岸の時期に合わせたように咲いてくること、そしてその成長の早さには驚くばかりです。「曼珠沙華」とも呼ばれますが、仏教用語で言うところの「マンジューシャカ」は天上に咲く白い花だそうで、この花とは別もののようです。もともと妖しい雰囲気を持つこの花に一層の妖しさを加えたのは30年以上も前に流行った山口百恵の歌のせいかも知れません。
今は誰も歩かなくなった旧道に広がって咲く姿は他に例を見ないほど自己主張の強いものですが、その短さのゆえにはかなさも感じさせます。(9.21)台風と秋雨前線が重なって荒天が続くなか、サンショの実とともにヤマボウシの実が赤く色づいてきました。最近だとここまでくる前に猿の餌になってしまい、これほど実ることも少ないのですが、今年は山に餌があるのか、比較的猿の被害も少ないように感じます。
この実には「マンゴーのような甘さがあり、果実酒にも適する」とされていますが、もうその時期には遅いようです。(9.5)この時期、明るい庭に咲く代表的な花といえば、「百日紅」(さるすべり)でしょうか。一方、森の中では、この花が目立っていました。「ヤブラン」:スズラン亜科ヤブラン属に属する多年草。
濃い緑一色の日陰にあって、思わず目をうばわれるような紫が縦に連なるその姿は、暑い夏の森に一筋の涼しさを運んでくるかのようでした。(8.24)残暑はまだまだ厳しいですが、田んぼでは一足早く秋の気配が濃くなってきています。穂は色み、あぜの草もきれいに刈り取られて、収穫の準備がすっかり整いました。今年は今のところ台風の発生も聞かれず、気持ちよく収穫の秋を迎えられそうです。(8.16)
今日から7月。伊深保育園では「プール開き」が行われました。水温は28℃あったそうですが、水に入るにはまだ涼しい天気のなか、子供たちはキャーキャー言いながらも楽しそうに今年初めてのプール遊びを楽しんでいました。(7.1)
「あじさい」は市の花でもありますが、伊深地内ではまとまって植栽されているところはあまり見かけません。まして今年は空梅雨傾向とあって、あじさい特有の色彩を見る機会がありませんでした。
そんななか、ようやく“恵みの雨”を少しだけもらって鮮やかな青色を見せている場所がありました。
やはりこの時期に似合う花です。(6.23)2013.6.5
牛牧の田んぼに大きな緑いろのロールケーキのようなものがいくつも転がっていました。正式名はわかりませんが『干し草ロール』とでもいうのでしょうか。牛用の牧草になるものだと思われます。今年は田んぼの水が心配になるほどの”空つゆ”が続いていますので、こうした作業には都合がいいのでしょう。色よく乾燥が進んでいました。(6.5)2013.5.31
農協伊深支店南のゲートボール場わきに、今、薄い紫の花が咲いています。ライラックや桐や山藤ほどはっきりした紫ではなく、遠目にはぼんやりとした咲き方ですが、近寄ってみると、細かな花がびっしりとついています。詳しい方から「センダン(栴檀:せんだん科センダン属)」と教えられました。
“センダン”といえば、『――は双葉より芳し』のことわざを思い出しますが、この場合の“センダン”は”ビャクダン”(白檀:びゃくだん科ビャクダン属)のことだそうで、ややこしいものです。しかし、この木にも葉や材には芳香があるそうで、近寄ったときかすかに匂ったような気がしました。(5.31)2013.5.23
伊深の北西から関市へ抜ける間関峠の手前右にある地蔵さんのほこらが最近新しく建て替えられていました。聞けば、中切、西切、寺洞の有志の方々でお祀りされてきたものだそうです。
峠といえば「茶屋」とともに付きもののような「地蔵さん」ですが、これを古来より祀ってきた風習というのはこの先の旅の無事を願う、というところにあったのでしょうか。
古びていた方が風情があるという見方もあるでしょうが、こんなところにもちゃんと人の手が行き届いているということは、これはこれで結構なことに違いありません。(5.23)2013.5.13
ツブラジイの花が満開近くになった伊深本郷付近の山すそで、見慣れない白い花を見つけて近寄ったら、ヒトツバタゴの花でした。この木は別名「ナンジャモンジャ」と呼ばれ、市内では蜂屋小学校の校庭のものが有名ですが伊深にもこれがあったんですね。由来はわかりませんが植えたものではなく、自生していたものかもしれません。
しかし、この木は全国的には希少種の一つで、岐阜県・愛知県・長野県の木曽川流域とどういうわけか長崎県対馬市にしか分布していないのだそうです。環境省でも岐阜県でも「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されています。
よく「雪が降ったよう」と形容されますが、満開の今は確かに見事なまでの純白です。(5.13)2013.4.24
まとまった雨が降った24日の午後、高木山の北面に『幻の滝』が出現しました。滝は短時間に大量の雨が降ったときにだけ現れ、雨が上がった数時間後にはもう姿を消してしまいます。このため『幻の滝』と呼ばれ、地元の住民以外なかなか目にする機会がありません。
高木山の北面の山肌に5,6本、反対側の通称岩石と呼ばれる山肌にも3本、白糸の滝のような優しげな滝や、水量が多く轟音とともに流れ落ちる滝などがあり、何度見ても感動します。これは最上流に現れる滝です。(4.24 伊深町牛牧で)2013.4.14
春らんまんの14日、伊深各地の神社では例祭が行われ、子ども神輿が引き回されました。高倉神社でもおそろいの半被を着た子どもたちが上本郷・下本郷の町中を回りました。笛と太鼓に合わせ、「ワッショイ、ワッショイ!」の掛け声が響くと、祭り気分も盛り上がります。元気な子どもたちの声や姿は、いいものです。(4.14 伊深町牛牧で)2013.4.9
ソメイヨシノが終わり、山が騒がしくなってきたなと思っていると、いつのまにか木々の間に淡い黄緑色のヒカゲツツジもあちこち咲いていました。山地の岩肌のやや日当たりの悪いところに分布する性質から、ここ牛牧から三和の岩山が市内で有数の群生地となっています。ミツバツツジほどの華やかさはなく、まさに「ヒカゲ~」の名にふさわしい存在です。(4.9 伊深町牛牧で)2013.4.4
天王用水脇の水仙。来週からこの近くを通い始める新1年生を歓迎するかのように咲きそろっています。通学路での大事故が相次いで伝えられる今日このごろ、子どもや高齢者の姿を見かけたら徐行できる程度の心理的、時間的な余裕を運転者として持ち合わせたいものです。(4.3 伊深町下本郷で)
- 2012年度
2013.3.30
あるときふと上を見上げると、気がついたときにはもう満開。毎年、こうしてこの花(ミツバツツジ)を見つけたときのウキウキ感は、山の近くに住む者だけが味わえるささやかな楽しみのひとつです。一年を通してこの辺りの山で一番華やかな花を咲かせ、山の上から春の訪れを知らせてくれます。(3.30 伊深町大洞で)2013.3.23
森の中に春の訪れを告げるショウジョウバカマ(猩々袴)。紅色の花を、能楽の「猩々」の赤頭の毛に例え、下に広がる葉を袴にみたてて付いた名前だそうです。伊深の山々の湿った所には、普通に生えています。これが咲くと間もなく赤紫のミツバツツジ、次に薄黄緑のヒカゲツツジ。山が春色に染まるのももうすぐです。(3.23 伊深町牛牧にて)2013.3.14
通りがかって思わず振り向いた紅梅の木。盛りまでにはまだ間がありそうですが、大きく広がった枝に華やかな花が咲き始め、確実に春が来たことを実感させてくれます。ご近所の人によればここ2~3日で開いてきたそうです。昔はこの花の咲き出しが本格的な野良仕事の始めの合図であったかもしれません。(3.14 伊深町上切にて)2013.3.7
馬酔木(アセビ)の花が咲きました。小さな壺型のピンクがかった白い花が、多数垂れ下がって咲いています。馬がその葉や実などを食べると酔ったようになることからこの名がついたそうです。とてもかわいらしい花ですが、実は有毒植物です。茎、葉、花など全株に毒があります。きれいな花には、棘ならぬ毒があるようです。観賞用として庭木にも使われます。(3.4 伊深町牛牧にて)2013.2.26
福寿草(フクジュソウ)が満開に咲くようになりました。春に咲く花に黄色が多いのは、この時期、周りの色合いに比べて「黄」が目立つため、昆虫を集めやすいからという説があります。そして、この花の場合、花弁を使って虫を誘引するため、太陽光に応じて開閉するのだそうです。小さな植物にもそれぞれの生存をかけたメカニズムが働いていることに生命の不思議さを感じます。(2.26 伊深町上切で)2013.2.20
立春もとうに過ぎ、暦の上では春ですが、吹く風はまだまだ冷たく「は~るよ、来い。は~やく、来い♪」と、歌いたくなる毎日が続いています。しかし、そんな中でも、植物はかすかな春を敏感に感じ取っているようです。川浦川の川べりで、もこもこのネコヤナギが風に揺れていました。本格的な春は、もうすぐです。
(2.20 伊深町牛牧で)2013.2.12
これは何をやっているところ?ただ、畑のうねを歩いているだけのような‥‥。そう、今では見かけることもなくなった、「麦ふみ」です。伊深親子文庫に来ている子どもたちにとっては初めての体験で、「えっ、そんなことしたらつぶれちゃうんじゃないの」と不思議がるのももっともです。早く踏めばいいと初めは走り回っていた子も、世話役の大人の説明を受けたあとは、用意された「つえ」を使って、ゆっくりしっかり踏みつけていました。(2.12 伊深町下本郷で)2013.2.1
今年の節分は2月3日(日)。でもなぜか伊深保育園には一足早く、2月1日に鬼が来ました。子どもをさらっていこうとする鬼を初めはこわがっていた園児たちも、力いっぱい豆をまくごとに力がつき、やがて降参させると、最後は仲直りとなりました。この鬼、このあとどうしたかといえば、人知れず東100mの方へ帰っていったとさ。おしまい。(2.1 伊深保育園で)2013.1.26
今冬二度目の積雪。一面の雪はほとんどの色を消し去り、墨絵のような世界を見せてくれます。それでも、ところどころにパートカラーのような色が残る景色は初期のカラー写真のような不思議な雰囲気を漂わせています。そんな景色を伊深の各地で切り取ってみました。
(1.26 伊深町上本郷で) もっと見る≫2013.1.21
今日は「大寒」の翌日。とはいえ季節は確実に春に向かい、ロウバイの花が咲き始めました。少し地味な色あいのため見過ごしてしまいがちですが、この木にはいち早くたくさんのつぼみがつき、三分咲きといったところでしょうか。これからはあちこちで目立つようになるはずです。
(1.21 伊深町上切で)2013.1.16
今はあまり見かけなくなった「どんど焼き」。このあたりでは以前から近所の2~3軒でやることが多く、さほど大きな規模では行われていなかったようです。それでも今年、大洞ではふれあいサロンの有志が自治会全戸に呼びかけ、比較的大きな規模で行われました。「祓い清め」や「正月気分を改め現実に引き戻す」意味があると言われるどんど焼きですが、高齢化が進む現在は新年を無事で迎えられたことを互いに喜び合う場、という意味合いも感じられました。
(1.14 伊深町大洞で)2013.1.1
新年への期待を込めて待つ約100人ほどの登山者とともに、ほぼ定刻どおり初日の出を仰ぐことができました。
曇り模様で半ばあきらめていただけに、少し得をしたような気分になりました。新しい年が皆さまや地域にとって良い年でありますように。
(1.1 高木山山頂から)2013.1.1
ここ数年、手づくりの門松づくりに挑んでいるTさん宅の門松。自分では「コストをかけずにやったからイマイチやなあ」とおっしゃっていましたが、どうしてどうして。印刷物の門松が配られるようになったいきさつはわかりませんが、こうして身近にある材料を生かして使うのも意義のあることではないでしょうか。
(12.29 伊深町大洞で)2012.12.17
伊深沖の水田の灌漑用に整備された「新谷(にたに)の池」。牛牧の入口から300mほど左に入ったところにあります。「新谷」「追洞」の字堺となる山脈をはさんで北には「追洞(おっぽら)の池」、南にはこの池があり、直線距離では600mも離れていません。秋には紅葉がきれいというこの池も今は周囲の木々が落葉し、鏡のような湖面に冬空を写していました。
(12.17 伊深町牛牧で)2012.12.8
画質が悪いですが、伊深最高地点である大平山(おおひらやま)頂上から南西方向を見た写真です。ただ、「大平山」は地元だけで呼ばれる山名でどの地図にも標記されていません。したがって標高も380~390mの間というだけで正確な記録は見当たりません。理論的にはここから伊勢湾も見えるはずですが、荒天のこの日は右に金華山が見えただけでした。(12.4 伊深町上本郷で)2012.12.1
この辺りで干し柿と言えば、”堂上蜂屋柿”。その生産に伊深でただ一人取り組んでいる村井さん宅では、今年も丹精込めた作業が続けられています。11月中旬に収穫された柿は、晩秋の陽ざしを受け、約ひと月かけて独特のあめ色に干し上げられていきます。
(12.1 伊深町下本郷で)2012.11.19
高いお金と時間を費やして京都まで出かけなくても、伊深には紅葉の名所があります。
散りゆく黄、赤の葉の重なりにときの移ろいを感じながら、たまには静かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。-そうだ 正眼寺、行こう-
2012.11.9
直径3メートルほどの大きな赤玉: 自治会館の前庭にあるドウダンツツジの大木が紅葉のピークを迎えています。この建物が建てられた昭和6年ころに植えられたものであれば樹齢80年以上ということになります。階段の横にあった松が枯れてしまった今は、このドウダンツツジが庭の主役の座を占めています。
(11.9 伊深町下本郷で)2012.11.6
秋の深まりとともに、里山の恵みのひとつ”きのこ”も本格的なシーズンを迎えています。「雨後のたけのこ」ならぬ「雨後の椎茸」。行儀よく笠をひろげて並んだ姿は愛らしくさえあります。
(11.6 伊深町大洞で)2012.10.26
稲刈りも終わり穏やかな郷の秋。一日一日陽が短くなるにつれ朝夕の寒さが身にしみてきます。今年の紅葉はどうでしょうか。
(10.26 伊深町上切で)※ジオラマ効果処理しています。
2012.10.21
伊深小ふれあい参観日の「ふれあいタイム」に、児童・保護者・地域の方々が加茂高吹奏楽部の演奏を楽しみました。アニメのテーマソングやテンポの速い「剣の舞」には、思わず体も動きます。指揮者体験や楽器体験のコーナーでは、緊張しながらも貴重な体験に満足そうでした。
(10.21 伊深小学校で)2012.10.12
今年の秋は心配された台風被害もほとんどなく、稲刈り終盤を迎えようとしています。
休耕田のコスモスもまっすぐ立ったままに満開を迎え、さわやかな風にたなびいています。
(10.12 伊深町大洞で)2012.10.6
かっこいい鼓笛パレードからスタートした伊深三和合同運動会!合同の運動会は、今年で3度目です。園児40名による元気いっぱいの演技や競技が繰り広げられました。未満児・年少児の愛らしさ、年中・年長児のちょっぴりたくましい姿に、惜しみない声援が送られました。
(10.6 伊深保育園で)2012.10.1
台風一過の朝、ふと懐かしい匂いに振り向くとキンモクセイ。そういえば日付はちょうど10月の初日。この花もヒガンバナと同じく、律儀に季節の移ろいを伝えてくれる花のひとつです。まだ小さな花びらなのに匂いは一人前。
(10.1 伊深町大洞で)2012.9.24
雨のために1日延ばしとなった24日、秋晴れのもと、伊深小学校の運動会が、にぎやかに、楽しく行われました。
全校児童58人が一丸となって、「力を出し切る運動会~団結・協力・あきらめない~」のスローガンどおり、家族や地域の方々の温かい声援を受けて、ひとりひとりが力一杯がんばった運動会でした。
(9.24 伊深小学校で)2012.9.17
今年もお彼岸に咲きました。
畦草を刈りに行って、この秋初の彼岸花を見つけました。9月になっても、夏の陽気が続いていましたが、その名を誇張するかのように咲いていました。
これからは、あちこちの畔や川の土手などで見られることでしょう。日中は暑くても、確かに秋が来たのだなあと思わせる花です。
(9.17 伊深町上切で)2012.9.16
伊深小 学校田のイネも色づきはじめました。
田植えのころには心配された「水」にもその後は恵まれ、無事収穫の時期を迎えつつあります。
あとは台風の来ないことを願うだけです。
(9.16 伊深町下本郷で)2012.9.7
長いこと目を楽しませてくれたサルスベリの花も、盛りを過ぎつつあるようです。
今年は全体的に花つきが良く、あちこちでキレイな赤、白、紫の花のかたまりが見られたように思えるのは気のせいでしょうか。
朝晩だけでなく日中涼しくなるのも、もうすぐ。
(9.7 伊深町下本郷で)2012.9.2
9月2日、第4回野菜づくり体験講座が終了。暑いなか家族連れであと片づけを行いました。
約2時間の作業にもかかわらず、おおぜいの子どもたちが、ときどきカエルやカマキリの出現に驚きながらも楽しそうに手伝ってくれました。
こうした体験が少しでも将来の役にたつことを願うばかりです。
2012.8.25
いよいよ秋の始まり。北部の大洞では稲刈りが始まりました。飛行機雲、トンボの大群の下、今年は乾いた好条件のもとでスイスイと作業が進みます。
2012.8.20
8.14 伊深納涼盆踊り大会が行われ、断続的な雨にもマケズ、大勢の家族連れが繰り出しました。行列ができるほど人気を集めたコーナーの一つ”輪投げ”
2012.8.10
クサギの花。その名前からは想像できない、白くてかわいい花が咲き、夕方から夜にかけては、素晴らしい香りが立ちます。